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書かせるのではなく書きたくなることHOME > シングルエイジ期(0歳〜9歳)に育み、大きく伸ばす > 書かせるのではなく書きたくなること
「書く」ことは、人間そのものを育てる=心を育む大切な活動です。「書く」という行為を通して、自分を見つめることができ、人や自然、周囲に対する思いやりの心を育んでいきます。また、「表現」するためには、「五感を使って考え推敲する(文章の字句を何度も練り直す)」・・・この活動が人を作りあげていくのです。 ところが、「しの文字が寒いと言って、泣いているよ。洋服を着させてあげよう」と言うと、子どもたちは、「かわいそう ぼく、書いてあげるよ」という気持ちになります。ここがポイントです。常識が出来上がっている大人は、文字が寒いなんていう訳がないと冷ややかですが、常識がまだ出来上がっていない幼児は、相手の立場に立つことができるという特性を持っています。これを、「汎心性」といいますが、文字も自分と同じと思えるのです。ですから、「寒いとかぜをひいちゃう。早く洋服を着させてあげる」というやさしい気持ちを抱けるのです。
文字は、一度書いたらすぐ書けるのではなく、繰り返し書かないと書けるようになりませんが、この方法でしたら、楽しく何度も筆運びの練習ができますよ。さあ、右の文字に洋服を着させてあげてください。 赤い洋服が終わっても、まだ文字は寒がっています。その上から、青の洋服を着させてあげましょう。まだまだ、寒がっています。今度は、何色を着させてあげようかなどと話しながら、自分で意思決定できる判断力も身につけていきましょう。
斉藤 孝子(さいとうたかこ) |
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